療育・発達検査

自宅で出来るビジョントレーニング本|厳選おすすめ2選

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WISC-IV(ウィスク・フォー)の検査結果を教えてもらった2回目の面談の際、そうたにはビジョントレーニングと感覚統合の療育が必要だと言われました。

なんでもビジョントレーニングは本が色々と出ているそうで自宅でも気軽に療育ができるそうです。

今回は実際に買って試してみた中で良かった2冊の本を紹介したいと思います。

 

読み書き・運動には「見る力」が大事だった

視力がいいだけではなく、見る力(視覚機能)が読み書き・運動にとても重要になってきます。

見る力が上がることで、書く(描く)こと・読むこと・作ること(手先の器用さ)・運動すること・イメージする力・記憶力・集中力や注意力もグングンと伸びていくそうです。

私も反省しなきゃと思うのは、今はスマートフォンやパソコンが当たり前にある生活で外に遊びに行かなくても遊べてしまいますよね。

だからどうしても体を動かす機会、手や体を使って物体を触る機会が減ってより「見る力」が低下してしまうんです。

『スマホに子供の面倒をみてもらっている』なんて揶揄されることもありますし、気をつけていかなければいけないなと思いますね。

 

「見る力」を上げるためのビジョントレーニング

ビジョントレーニングといっても、トレーニング方法は様々あります。

  • 眼球運動トレーニング

追従性(ついじゅうせい)眼球運動トレーニング

跳躍性(ちょうやくせい)眼球運動トレーニング

両眼のチームワークトレーニング

  • 視空間認知トレーニング
  • 眼と体のチームワークトレーニング

 

前置きが長くなりましたが、実際に買って試してみた中で良かった2冊の本を紹介しますね。

 

ボクシング元世界チャンピオンの飯田覚士のおうちで簡単ビジョントレーニング

 

1冊目は元WBA世界スーパーフライ級王者の飯田覚士(いいださとし)さんが書いた本です。

ビジョントレーニングって療育が必要な子供だけが行うものだとばかり思っていたんですが、この本の中にこんな言葉がありました。

 

プロボクサー時代、『ビジョントレーニング』を取り入れて念願の世界王座を獲得し、

その経験を生かして子ども向けのオリジナルプログラムを開発。

ちーず
ちーず

ビジョントレーニングって、大人でも効果があるんだ!

発達障害や学習障害の子だけが取り組むものではなかったのね!

不安でいっぱいの中、臨床心理士の先生から言われて初めて知った言葉だったので、天から光が差したような希望でいっぱいになりました。

 

  • 写真は白黒印刷だが、色々な角度からたくさんの写真が掲載されている
  • 基礎から応用までプログラムが組まれている
  • 初心者では迷いそうなところもOKパターン・NGパターンなどがあってとてもわかりやすい
  • 目だけではなく、身体全体を動かしながらトレーニング

 

全部で49種類のトレーニング内容ですが、1つ1つはどれもとても簡単な内容なので、子供と一緒に遊びながら出来てしまうものばかりです。

全体的に大人が読み込んで理解を深める本ではなく、1にも2にも実践あるのみ!という感じが強いですね。

 

ただ子供にやらせるだけでなく、大人も一緒に競争したりすると「もっとしよう!」と、乗ってきてくれて楽しくビジョントレーニングを行うことが出来ます。

私もそうたと一緒に家の中を走り回っていますよ。

Amazonに目次や本の内容の写真などが数ページ載っているようですので、気になる方は中身を確認してみてもいいんじゃないでしょうか。

 

発達の気になる子の学習・運動が楽しくなるビジョントレーニング

2冊目のこちらの本は同じビジョントレーニングといっても、先ほど紹介したおうちで簡単ビジョントレーニングとは毛色が全く違いました。

  • イラストや吹き出しを使ってわかりやすさをアップ
  • イスに座ってプリントをする感覚でビジョントレーニング
  • 学校編・家庭編とカリキュラム例があり取り入れやすい
  • すぐに使える別冊ワークシートで繰り返し取り組める

 

33のトレーニング方法の他に親が読み込んで理解を深める内容も前半にしっかり記載されているので、私のように「ビジョントレーニングって何それ?」という人にはもってこいだと思います。

ですね。ただトレーニングの内容は身体を動かすというよりかは、イスに座ってお勉強という感じが強い

 

本の後ろについている別冊ワークシートも56種類ものボリュームがあるのでコピーして繰り返し使いたい内容ばかりです。

内容も基礎編・応用編とレベルアップしていくので飽きずに取り組めるのではないかと思います。

 

 

まとめ

今回紹介した2冊は同じビジョントレーニングでありながら

  • 身体を動かすことを重視した方法
  • お勉強のようにプリントの問題を解くトレーニング方法

とさまざまあることがわかりました。

どちらが優れている、ではなく時々によって上手に使い分けしていくのがうまい使い方かなと思いました。