就学・進学・学習支援

保育園で発達障害疑いの指摘を1年も放置していた3つの理由ふ

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息子のそうたは、2歳児クラスから保育園に通っています。

しかし他の子と少し違うのは、3回も保育園が変わったこと。

 

保育園経歴

 

2歳児:自宅から程近い、町営の保育所へ入所

3歳児:町営の保育園の老朽化に伴い、

同じ区域の私立保育園に統合合併

(60人定員から120人定員のマンモス保育園へ)

4歳児:引越しにより隣の市の私立保育園へ入園

来春から小学校に上がる5歳児クラスで、ようやく同じ保育園で過ごすことができています。

今通っている保育園で、担任の先生に発達障害の疑いがあるのでは?と指摘を2、3度受けてから、心理検査を受けるまでじつに約1年ほどかかっています。

1年も判断を遅らせてしまったのには、理由がありました。

 

  • 放課後デイで接してきた子ほどではないと感じた
  • 毎年保育園が変わって、環境の変化に戸惑っているだけ
  • 自分の子がまさか発達障害だなんて・・・と信じたくなかった

 

仕事場で見てきた、発達障害の子ほどではないのでは?

以前わたしが働いていた児童発達支援センター・放課後デイサービスでは、発達障害(ADHD・LD)といった、比較的軽度の障害をもった子供たちも通ってきてくれていました。

 

未就学児の子供たちとも触れ合う機会がありました。

その子達と比べると、言い方は失礼ですがこの子達より、うちの子の方がまだマシでは・・・??

だから発達障害ではないだろう。。。と、どこか安心している部分があったのも事実。

いったい何が”普通”で、何が”普通でない”のか、よくわからなくなっていたのかもしれません。

 

環境の変化への戸惑いがあるのでは?

毎年保育園が変わるという環境の変化は、大人が思っている以上に、子供に精神的な負担がかかっています。

クラスの友達や担任の先生はもちろん、保育園での1日の流れも園ごとに多少違っていると思いますし。

当時仕事の都合で、帰りのお迎えをお任せしていた夫の両親に聞いてもみても、

祖母
祖母

大丈夫。すぐに慣れるよ。

もうちょっと様子見てみたら?

 

祖父
祖父
ちょっとのことで敏感になってるから

そうたのこと、一番に考えてあげるんだぞ

 

という感じで、特に気になることはなかったみたいで。

 

わたし自身も環境の変化に適応するのに時間がかかるタイプなので、環境が変わる辛さや大変さは十分知っていたはず。

 

それなのに少し時間が経てば、慣れてくるだろう・・・

今までの保育園では、○○教室なんてお勉強的なことはして来なかったから、戸惑っているだけだろう・・・

と根拠の無い理由で、大丈夫と楽観視していたんですね。

 

ただその前から1つ気にかかっていたことはあって。。。

それは3歳児クラスのマンモス私立幼稚園での担任の先生の一言。

きしもと先生
きしもと先生
やっと慣れてきて、そうた君らしさが見えるようになってきたところだったのにね

 

・・・これっていつの話だと思いますか?

 

引越し先の保育園の関係で、みんなより一足早く卒業することになった3月中旬のできごとです。

 

ちーず
ちーず

・・・約1年かかって、やっと慣れてきたってこと?

・・・あまりにも慣れるのに時間かかりすぎてない?

と、前々から環境の変化に適応しずらい部分はチラチラと見えていたんですけどね。

 

自分の子供がまさか発達障害なんて信じたくなかった

今でこそ母親である私自身もADHD(注意欠如・多動症)と診断されていますが、その時はまだ自分自身も発達障害だなんて知るよしも無い状態。

当時の職場は、障害児(主に発達障害児)の放課後デイサービス。

 

特別学級に在籍し、サポートされている子。

小・中学校と普通に通いながら、高校では支援学校に進学する子。

支援学校を卒業し就職した高校生たち。

 

子供達の夢、お母さん方の想い、現実――――。

 

 

普通にできることが当たり前だと思っていたことが実は当たり前ではなかった現実

まさか自分の子供が、その可能性があるなんて・・・

そんなわけない。

信じたくない気持ちも多大にありました。

 

ちーず
ちーず

まだ慣れていないだけ・・・

もう少ししたら、慣れてきてみんなと同じようにできるはず・・・

様子を見ようという思いから、約1年ほど判断を遅らせてしまいました。

 

親のエゴで見てみぬ振りをされるのは子供の将来

今は週に1度1時間、外来という形で児童発達支援センターで療育を受けています。

少しずつですが今までできなかったことが、できるようになってきています。

 

結局、発達障害児と言われ後ろ指を差されること”療育をうけることに一番負い目を感じていたのはわたし自身だったんですよね。

そうたが療育を受け始めてから、「保育園行きたくない・・・」の波が穏やかになりました。

そうた自身もできることが徐々に増えてきて自信がついてきたようです。

 

もし1年前のわたしと同じように、

お子さんが保育園から指摘を受けている状態だとしたら、不安かもしれないけど、心理検査を受けさせてください。

そこで仮に凸凹が見つかったとしても、この子が少しでも伸びるようにと皆さん本当にサポートしてくれますよ。

 

押しつぶされそうな不安・・・

わかります、わたしもそうだったから。

 

それでもわが子の未来を信じて、一歩前に進んでみてください。

大丈夫。